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1995年 忘れないこと③

1995年2月12日。

1300人の被災者が避難する鷹取中学校の校庭に、自衛隊が
大きなテントの「鷹取湯」を設営した。

あったかいお風呂に入れるということで、被災者の方々の表情も
ほっこりしているようだ。

10歳くらいの車イスに乗った身障者の女の子が、おじいちゃんに
連れられて、鷹取湯にやってきた。

入浴後、女性ボランティアが、女の子を車イスに乗せようと抱き上
げるが、重くて持ち上がらない。
私も一緒に抱えようとしたが、全身をゆだねる女の子は想像以上に
重くて、2人がかりでも持ちあげることができない。

女の子は、声を発することもできず、苦しそうに顔をゆがめている。

すると、そこにもう1人、ボランティアの子がやってきて、
「こうやって抱えるんよ」と、慣れた手つきでひょいと抱えあげた。

女の子の顔に、ぱぁ~っと笑顔が広がる。

「うち、お姉ちゃんが身障者やから、ようわかるねん。
 うち、お姉ちゃんのお風呂係しとるんよ。
 そやから、両親が言うんや。
 アンタ、嫁さんにいっても、ときどき帰っといでや。そやないと、
 姉ちゃん、風呂入れへんでって」

彼女は冗談っぽく笑うが、私は笑うに笑えなかった。

私は何も知らない。知らないことばかり…。
そんな思いが、私の中をぐるぐるしていた。

この頃からだろう。
私が、ボランティアというものに、もっと関わってみたいと思うように
なったのは。



テント前でた、たまたま撮影した1枚。
寒さ対策で着ぶくれているのか、ただ太っているだけなのか…。
100110_112956.jpg


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テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記

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バウワウ(因幡智子)

Author:バウワウ(因幡智子)
ある時は会社員、ある時はバンドのヴォーカル、ある時はボランティアのスタッフ、そしてある時はキャリア・イノベーション協会のアンバサダー☆
ポリシーは「人生を諦めない」(^.^)

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